牛の褒め言葉
牛ほめの中で、牛の褒め言葉として
『天角地眼一黒陸頭耳小歯違』というのが出てきます。
これは、もともと牛を売買する博労が、長い間の経験をもとに、
良い牛を選ぶ方法(相牛法と云うそうです)として詠んだ歌、
天角、地眼、鼻たれて、一黒陸頭耳小歯違う
から来ているそうです。意味は、
天角、地眼、鼻たれて、一黒陸頭耳小歯違う
から来ているそうです。意味は、
- 角が天を向き(形が良い)
- 眼が地面を見(性格が温順)
- 鼻鏡が乾かずつねに湿っていて(健康)
- 一本の差毛もなく真っ黒で
- 頭が平らで広く
- 耳が小さく(資質が良い)
- 反芻を良くするため、歯が斜めに磨滅している(健康)
参考資料:
- 岡山県畜産史 第2編 第2章 第2節 和牛の改良と登録