煮売屋、二人旅
に出てくるお酒を調合してみましょう。
まず条件として次を仮定します。
・となり村までの距離を
10町
(1町は1里の36分の1。10町は約1Km)
・庭までの距離を
6間
(1間は1町の60分の1。6間は約11m)
人が1時間に歩く距離を1里とすると、となり村まで歩くのにかかる時間は1000秒
となります。
体重が60kgの人が1時間に分解できるアルコールの量の平均は
約7g
といわれています。日本酒1合に含まれるアルコールは21.6g(度数によっても
変ります)なので、日本酒1合の酔いが醒めるまでの時間は
約3時間
となります。
ここまでを踏まえて計算すると、となり村まで歩く間に分解できる日本酒の量は、
0.092592...合≒0.1合
つまり
約1勺となります。
呑む量を日本酒でほろ酔い気分になる程度(2合)とすると、むらさめに調合する
日本酒の量は2合中に1勺ということになります。
つまり
むらさめは
1升あたり日本酒5勺の割合で水と
調合した酒ということになります。
同様に
にわさめは
2斗あたり日本酒1勺の割合で水と
調合した酒ということになります。
じきさめまでくると、さすがに計算不能です。10斗あたり
日本酒をひとしずく調合したくらいでしょうか?