三人旅 >こんな噺はどうでしょう >普段の袴

普段の袴

墓参の帰りに供とはぐれたお武家様、たまたま出入りの骨董屋の店を見つけ、店先で煙草を吸いながら休憩していた。 ふと店の奥にかかっていた鶴の掛軸をみつけ、これは良いものだと言うと、店の主人は「おしいことに落款は ありませんが、おそらく文晁の作では」と言う。お武家様が本当に良いものであるとふっと煙管に息を吹きかけた ものだから、火玉が袴に落ちてこげをこさえてしまった。お武家様はこれは普段の袴だから気にするなと、 その後も少し話をして帰ってしまった。これを見ていた職人の男。これは面白い、自分もまねしてやろうと・・・。
続きはこちらで・・・
[DISC1]中村仲蔵/普段の袴/ぞろぞろ
[DISC2]鰍沢/あたま山
八代目 林家正蔵
日本伝統文化振興財団 VZCG-8344
Copyright(c) 2002-2008 Telesco Co.,Ltd. All Rights Reserved.