鼠穴
竹次郎が江戸で商売をしている兄を訪ねてきた。田舎で一文なしになったので、ここで奉公させてくれという。
兄は奉公するくらいなら資金を貸してやるから、自分で商売を始めたらどうだと言う。ところが貸してくれたのは
たったの三文。はじめは怒った竹次郎だったが、地べたを掘っても三文は出てこないと考え直し、これを元手に
一所懸命働いた。十年も経つと、竹次郎は蔵を三つも持てるほどの大店の主人になっていた。
そんなある日、十年ぶりに兄のところに三文を返しに行くと・・・。
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