三人旅 >こんな噺はどうでしょう >三味線鳥

三味線鳥

ある小鳥売りの店に三味線のマネをする鳥がいた。これが本当に三味線を弾いているように鳴くので 評判になり、おかげで店も大繁盛。これを聞いたお大名がこの鳥を欲しいと言い出した。 家来が百両で譲ってくれと交渉するが、店の主人には「これは看板だから」と断われた。 それならばと値をつり上げ、結局三百両で鳥を買い求めた。早速これを立派な籠に入れ替えて、 お大名のところに連れて行ったが・・・。
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