宿屋の富
ある粗末な宿屋に客が泊まった。主人が挨拶に行くと、客の言うには「自分は大名が金を借りにくるくらいの金持ちだ」そうだ。
客の話をすっかり信用してしまった宿屋の主人。内職でやっている富くじが一枚残っているので買ってくれと頼むと、
客は当たったら主人に半分やると約束までして買ってくれた。主人は嬉々として部屋を出て行ったが、実はこの客、今富くじを買ったのが
最後の金でもう一文無し。富の当日、客は散歩に出てみたが、行くところもないので富の見物に行くことにした・・・。
別名:高津の富
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